一見、どこも同じように見える引越し業者は、
実は何個かの業務形態に分けることができます。
1.の「引越し専門業者」は、私がお勧めする業務形態なのですが、
やはり、引越しを専門としている会社だけあって、
荷物を運ぶ際のノウハウや技術が、他とはレベルが違ってきます。

まず、皆さん驚かれるのは、荷物を運ぶ手際の良さ。
パソコンなどの精密機械は丁寧に梱包し、ベッドや棚などの大きい家具を、
手早くトラックに積み下ろしする技術を持っています。
また、家やマンションに傷がつかないようにする「養生」のアイテムも豊富ですし、
その他の引っ越しに関する独自の技術を持っている場合が多いです。
例えば、窓からしか荷物を搬入できない場合には、
クレーンを使って搬入を行ってくれます。
「もし、技術のない引っ越し業者にお願いしてしまったら。」と、
考えただけでも、何だかゾッとしてきますね。
引越し専門業者はオプションも豊富です。
何だか使いそうにないものも混じっていますが、
いろいろな引っ越しケースに対応できる専門業者は安心感があります。
2.の「運送業との兼業」を行っている会社は、
基本的にはアルバイトの人員が多くなることがあります。
3人のメンバーがいたら、リーダーが社員、もしくはアルバイトリーダーで、
他の2人は、その日に初めて引っ越しのアルバイトを経験する。
というようなケースも珍しくありません。
かといって、運送業との兼業を行っている業者が、まったくダメというわけではなく、
引越し専門業者との比較という意味です。
3.の「元請けと下請け」は、有名な引越し業者をお願いしたと思っていたのに、
当日、来たのは、評判の悪い引越し業者だった。
というような悪いパターンも起こりえます。
もちろん、悪い下請け業者さんが来るとは限りませんが、
最終的に業者を選ぶ決定権を自分が持っていないのは、とても不安になるものです。
有名な引っ越し業者が元請けで、下請けに仕事を流すことがよくあるのです。
以上、引越し業者の3つの業務形態を見てきました。
次は、「人」に焦点を当ててみたいと思います。
アルバイト情報誌には、必ず、
「日給8,000円!引越しの短期アルバイトの募集」
という広告が載っていると思います。
それほど、引越し業界では、短期アルバイトが定着していますが、
アルバイトを一切、使わずに、研修を受けた正社員だけの引越し業者も存在します。
それは、やはりなんですね。
私も利用者として、正社員のみの引越し専門業者にお願いしたことがありますが、
挨拶も丁寧ですし、説明はきちんと行ってくれる。荷物を運ぶ手際は良い。
ということで、安心して引越しをすることができました。
その会社は、見積もりに来てくれた営業マンの方からして、
他社とは違うことがよくわかるほどに社員教育をしっかりされている業者さんでした。
よくよく観察していると、その業者さんは、私たち利用者の後日アンケートの結果が、
社員の給与査定に大きく関わってくるそうなんです。
ということは、私たちのクレームはその方にとって死活問題になりかねません。
だからこそ、信頼できる仕事を行ってくれるわけでもあります。
あなたは、引越し作業の研修を受けた正社員の方と、
今日が初めての引越し作業をするアルバイトの方と、
どちらにお任せしたいですか?
