飼い猫をアメリカから日本へ移動した時の体験談

アメリカからのペット引越し

私は学生時代からアメリカに渡り7年滞在した後に、諸事情で急遽日本に帰国することになりました。

 

その時点でうちの飼い猫との同居生活は4年が経過していました。

 

日本への里帰り(うちの猫はアメリカ産まれなので正確には移住ですが)は、想像していたよりもかなり大変で日数も労力も要するものでした。

  • 直線距離にして約8825キロ
  • ドアtoドアで約18時間

の大掛かりな引越しの準備が慌ただしくスタートしたのでした。

 

我が家の猫

 

引越し準備は半年前から

2009年当時の情報ですが、猫をアメリカから日本へ連れて来る場合は、

  • 狂犬病の検査(猫でも必要となります)
  • 健康診断

が必要でした。

 

マイクロチップ

まず、マイクロチップを埋め込み個体識別出来るようにします。
そして、狂犬病の予防接種をし抗体価を確認した後、何と約半年(180日間)もアメリカで待機しなければ日本に入国できないのです。

 

というのは、日本には近年では狂犬病を発症した事例が無いからです。
逆に日本から、ペットを狂犬病の例がある国へ連れ出す場合は手続きが簡単になります。

 

動物検疫に書類提出

また、成田空港の動物検疫に事前に書類をファックスで提出するのですが、これらに不備があったりペットに問題があると、最大で180日も空港の検疫に係留となってしまうのです!

 

飼い主の居ない空港で半年も待っていると、その間にストレスで死んでしまう子も居るみたいなので万全に準備する必要があるのです。

 

客席に連れていきたい場合

書類や検査以外にも、ペットを貨物ではなく客席に連れて行く場合は、

  • 乗れる航空会社
  • キャリヤーの大きさ
  • ペットの体重

など細かな規定がたくさんあります。

 

私は、うちの猫をスーツケースが乱暴に投げ入れられる貨物室に10時間以上も1人で乗らせるなんて出来なかったので、客席に連れ込めるよう手配しました。

 

長い空の旅

引越し当日、
金属探知機などのチェックの際に、バッグ類をベルトコンベアに載せ、猫と共にゲートを通ろうとすると、なんと「猫をキャリヤーから出せ!」と怖そうな係員に言われました。

 

キャリーから出せ!

 

「広大で人が溢れている空港で迷子になったらどうするんだ!」
と怒りを露わにしてしまった私ですが、空港で問題を起こせば即別室または逮捕のアメリカ。
素直に従いました。

 

うちの猫は初めての空港でパニック状態だったのですが、ビビっていたので、素直に私に抱っこされ、無事に検査を終えました。

 

ちなみにキャリヤーから出さないといけないのは、動物の体内にドラッグなどを入れて密輸する悪い輩がいるからのようです。

 

睡眠薬をあげても眠れない状態

当時通っていた獣医さんは、

  • 慣れない飛行機での長時間のフライト
  • 気圧のストレス
  • トイレにも行けない環境

であることから、猫に睡眠薬を飲ませるよう勧めて来ました。

 

人間でも苦痛な長時間のフライト。
小さなお猫様には地獄になるだろうと思い、先生の言う通りに薬をあげると、眠りたいんだけど不安で眠れない半目の緊張状態になってしまいました。

 

それでも機内では大人しくしてくれていた飼い猫さん。
機内食がマズいだの、シートが狭いだ文句を漏らしていた私の方が問題が多いようでした。

 

成田空港での動物検疫

長時間のフライトの末、ようやく成田に到着しました。
ここで緊張の動物検疫があります。

 

緊張と疲れで虚ろな目をした猫を検疫所でチェックしてもらうと、緊張したのが損したと思うくらい簡単な身体チェックと書類の内容確認のみで通過できました!

 

日本への移住(引越し)

晴れて日本に足を踏み入れた我が家の猫。
空港からさらに2時間かけてようやく新居に到着しました。

 

今度は慣れない家に初めて見る家族。まだまだ緊張の糸はほぐれていないようでした。

 

円形脱毛症

すぐに生活には慣れてきたように見えたのですが、それでも最初の3ヶ月ほどは、毎日家のどこかで粗相をしてしまったり、よく見ると円形脱毛ができたりしました。

 

眉毛の上の毛が直径2mmくらい抜けてしまったんです!
筆者自身も長年のアメリカ生活の後だったので、なかなか日本に馴染めず苦労していたのですが、猫へのストレスは相当だったようです。

 

それもそのはずですよね。水も気候も全く違いますから。

 

その後、獣医さんにもお世話になり、家の中に猫トイレを多めに設置したりして、一緒に居る時間を多くしているうちにすっかり馴染んでくれました。
私よりも新しい生活に適応したのは早いくらいでした。

 

あの地獄の引越しから早6年。
もううちのお猫様は完全にジャパナイズされ、日本の焼き魚が大好物になりました!

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